海ゴミアートプロジェクトin対馬

Earth Day

アバンセ

対馬に漂着した海洋プラスチックを材料の中心とした タイルアートを4月22日アースデイに対馬西武中学校、対馬高等学校、対馬SDGs劇団ともに、KOMIYA SILVER 、対馬市民有志、対馬市、株式会社日比谷花壇とPrecious Plastic Kyushu とPrecious Plastic Karatsuのコラボレーションで作成しました!

タイルアートは豊かな自然により多様な生物に彩られる対馬で観察されている渡り鳥ヤマショウビンをモチーフにしています。

海ごみタイルアートプロジェクト~対馬の海ごみをアート作品に!~

海洋プラスチックを新しい形に変えていく、「Precious Plastic 」の活動により対馬中部中継所(クリーンセンター)で粉砕した様々な色の海洋プラスチックをタイルに成形し、対馬の皆様と作成しました!

アースデイに私達の愛する海を守りたいという思いが多くの人達に伝わるアート作品になったと思います!

SDGs

プロジェクトの背景

対馬市は、日本と韓国の間に位置する島で、豊かな自然や歴史があります。しかし、対馬は地形や海流の影響で、多くの海ごみが流れ着く場所でもあります。

市では、漁業者やボランティアの協力を得て、年間約8,000立方メートル(約320台分のトラック)の海ごみを回収しています。回収された海ごみは、対馬島内の対馬クリーンセンター中部中継所に運ばれ、再資源化に向けて処理されています。

2022年11月には、対馬市と株式会社博多大丸がSDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を締結しました。この協定では、「多くの方々に海ごみ問題について知ってもらうこと」を目標として掲げています。その一環として、「海ごみアートプロジェクト」が企画されました。

海ゴミアートプロジェクト サステナブル

プロジェクトの内容

「海ごみアートプロジェクト」では、対馬市で回収された海洋プラごみをプレシャスプラスチックの射出成型機で溶かし、様々な色のタイル型に成形しました。

そして、それらのタイルを組み合わせて一つの絵柄に仕上げました。作品のモチーフにしたのは、対馬の代表的な渡り鳥である「ヤマショウビン」です。黒い頭、白い胸、腹から下尾筒は橙色、紺色の翼と赤いくちばしを持つ美しい渡り鳥で、自然豊かな対馬の象徴です。

この作品は、対馬市立西部中学校や長崎県立対馬高等学校、対馬市民など多くの人たちと共同で制作しました。

SDGs

初日は、西部中学校1年生の総合学習と自己表現部の部活動で一緒に活動しました。

対馬市SDGs推進課や九州探検隊、プレシャスプラスチック唐津から海ごみ問題やSDGsについて講話をしました。

その後、実際にプレシャスプラスチックの機械を使ってタイルづくりの体験を行いました。

2日目は、作品を展示する対馬クリーンセンター中部中継所でタイルアート作品を完成させました。参加者全員で施設見学も行いました。

対馬市 対馬 SDGs

「海ごみアートプロジェクト」では、海ごみを単なる“ごみ”として捉えるのではなく価値ある資源に変えることで、

  • 海ごみから新たな価値を生み出すこと
  • 作品作りに携わった人や鑑賞した人が海ごみ問題への関心や理解を深めること
  • 対馬市が取り組むSDGsへの貢献や啓発効果

対馬市が持つ自然や文化への敬意や愛着 などが実現できました。

また、株式会社博多大丸の九州探検隊は2023年4月にPrecious Plastic Kyushu(プレシャスプラスチック九州) を立ち上げました。

九州探検隊は九州各地でビーチクリーン活動やプレシャスプラスチックワークショップなどを通して九州・日本・世界の海を守る活動を推進しています。

SDGs

Precious Plastic Kyushu