唐津 SDGs

Karatsu SDGs

唐津SDGs

KARATSU SDGs PROJECT

NPO法人唐津FARM&FOODは、唐津市の支援を受け、同市のが推進する環境調和のまちづくり事業の一環として 『PRECIOUS PLASTIC 唐津 』を立ち上げ、独自の地域で出たプラスチックゴミを中心としたプラスチックの地域循環システム構築プロジェクトを開始します。

SDGs活動に携わる団体や学生と連携し、唐津市の海洋プラスチックごみ問題をはじめとした環境問題に関する情報発信を行ない、持続可能な社会づくりに向けた気付きの場となることを目指します。

SDGsとは?

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2030年までに持続可能でよりよい世界の構築を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

SDGs

海に流出するプラスチックを回収しリサイクルすることで唐津の海の豊かさを守ります

SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」が掲げられ、世界中で海洋ごみ問題を減らす取り組みがなされてきましたが、国だけではなく私たちが意識して行動することが必要です。 プラスチックは便利ですが、大量に消費すればそれだけ廃棄されるごみも増えることになります。

生活の中でプラスチックの使用を減らせる方法や、適切な廃棄ができる方法、リサイクルができる方法などを理解して海洋ごみの問題について知り、海洋ごみを減らせるよう一人ひとりが取り組むことがより良い環境につながります。

Precious Plastic 唐津の目標

Precious Plastic 唐津は唐津の海洋プラスチックごみをはじめとしたプラスチック廃棄物管理の改善を通じて、ESD、きれいな街の実現、海洋環境の保全に向けた取り組みを推進し、SDGs(持続可能な開発目標)4、9、11、12、13、14、17に貢献します。

ESD マイクロプラスチック

Precious Plastic 唐津のSDGsの取り組み

SDGsの目標4 「質の高い教育をみんなに」

日本政府は、SDGsの目標4と他の目標のためにESDを重要な原動力として主流化するように努めるとしています。

ESD とはEducation for Sustainable Development の略で日本語では「持続可能な開発のための教育」と訳されます。内容として

  1. 環境教育
  2. エネルギー教育
  3. 世界遺産や地域の文化財等に関する教育
  4. 国際理解教育
  5. その他の関連教育

の5つの柱が掲 げられ,持続可能な開発に必要な知識,価値観,行動等についての教育を行うものです。2019年12月に国連で採択された「ESD for 2030」に明記されるように、ESDはSDGsの推進基盤であり、また目標達成に不可欠な実施手段です。

Precious Plastic 唐津では唐津の海に漂着する海洋プラスチックゴミの回収からクリエイティブに再生するまでの一連の作業と、プラスチックゴミからマイクロプラスチックになる過程や漂着ゴミの環境への弊害を解説した「環境教育プログラム」を作成し、持続可能な開発に関するワークショップを実施しています。

SDGsの目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」

丈夫で空気や熱も通しにくく、いろいろな形に加工できるなど、プラスチックはその機能と性質から、身の回りのさまざまなものに使われていて、日常生活にかかせないものです。

しかし、一方でプラスチックはその多くが使い捨てにされていて、ごみとして捨てられると自然に分解されることがほとんどなく、その回収や処理が難しいものになってしまいます。特に問題となっているのが、海のプラスチックごみです。

ごみとして捨てられたプラスチックが最後に行きつくのは海です。世界中の海にはすでに1億5,000万トンのプラスチックごみがあると言われていて、そこに、毎年800万トンもが新たに流れ込んでいると推定されています。

このままの状況が続けば、2050年には海にいる魚の重さよりもプラスチックごみの方が多くなると言われています。

Precious Plastic 唐津ではオランダのPrecious Plastic に参加することで地域で使えるプラスチックリサクルマシーンを作成することでプラスチックのリサイクルの過程をみせることでプラスチック廃棄物の問題に対する認識を唐津で高めたいと考えています。

また、廃プラスチック有効利用率の低さ、海洋プラスチック等による環境汚染が、世界的な課題となっており、その解決策の一つとして、バイオマスプラスチックの活用促進が挙げられています。

株式会社ユーグレナ様が開発中のバイオマスプラスチックを作成したプレシャスプラスチックマシンで射出成型するなど、技術革新に協力しています。

SDGsの目標11 「住み続けられるまちづくりを」

ゴミ問題で大きく取り上げられているのがプラスチックゴミです。 プラスチックは生ゴミなどとは違い、自然には分解されず、数百年も存在し続けます。 また廃プラスチックは風化しマイクロプラスチックと呼ばれる小さな破片になり、多くの海の生物が食べ物と勘違いして飲み込んでしまい死んでいます。

また、飲み込んだ生物を人間が食べることで、知らないうちに人間の体内にプラスチックが蓄積する可能性もあるといわれています。 日本政府はこの対策として「プラスチック資源循環法」を成立させ、2022年の4月1日に施行されました。 主な内容は下記の通りです。

  1. 設計・製造段階:プラ製品の設計を環境配慮型に転換
  2. 販売・提供段階:使い捨てプラをリデユース(発生を抑制)
  3. 排出・回収・リサイクル段階:排出されるプラをあまねく回収・リサイクル

私たちは"Precious Plastic"の活動に参加し、"プラスチックをリサイクルして唐津の海を綺麗にしよう"をテーマに持続可能な環境調和のまちづくりを目指しています。

地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を世界中のコミュニティと協働しながら進めていきます。

Precious Plastic 唐津でSDGsを推進する環境教育ワークショップ、芸術祭 Re:CYCLEを開催し、環境教育ワークショップ、芸術祭を通して教育、国際交流、産業との連携、観光等地域を活性化し、地方創生に貢献。

アジア諸国(日本、タイ、イギリス、スペイン、アジア等)のアーティスト、学生から高齢者まで幅広く構成されたボランティアをもとNPO法人唐津FARM&FOODによる運営で、人と人がつながり、豊かな文化的環境を創造していきます。

SDGsの目標12 「つくる責任 つかう責任」

「つくる責任 つかう責任」は、持続可能な生産と消費の形態を確保すること、つまり、少ない資源でより多く、より質の高いものを得られるような生産と消費のパターンを作り上げることを目指しています。

Precious Plastic 唐津の活動でプラスチックをリサイクルすることでプラスチックゴミが価値あるものに変わったことを実感し、将来的にプラスチックの廃棄を減らすことが出来ると考えています。

世界中の人々がプラスチックを貴重で美しい素材であると認識し、使い捨てではなく長期的に保存すべきであると考えるようになることができれば、廃プラスチックゴミを減らすことが出来るはずです。

SDGsの目標13 「気候変動に具体的な対策を」

世界中で気候の変動が起こり、干ばつや大洪水など、さまざまな自然災害が増えています。その原因の一つと言われているのが「地球温暖化」です。生活する中で出す二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスが地球の上空を覆うことで起こる現象です。

温室効果ガスが増えすぎると、太陽の熱が宇宙へ逃げにくくなり、地球の温度が上がってしまいます。

「カーボンニュートラル」という言葉をあります。

これは、排出した二酸化炭素(CO2)と同じ量を吸収または除去することによって、プラスマイナスゼロにする取り組みのこと。日本では2050年までにカーボンニュートラルによる脱炭素化社会の実現を目指しています。

石油由来のプラスチックの削減は、二酸化炭素の排出量を減らし、温暖化を抑えることにもつながります。

またプラスチックごみが海へ流れ込んでマイクロプラスチックとなると、海や海洋生物、ひいては私たち人間にもさまざまな被害をもたらすと考えられています。

このような被害や環境への負荷を減らすために、すでに国内外の多くの企業では、廃プラスチックを削減するための取り組みを始めています。

2050年には海洋プラスチックゴミが魚より多くなると言われています。 海洋プラスチックごみは、国境を越えた地球規模の課題となっており、 削減に向けた国際的な取り組みが求められています。

Precious Plastic 唐津の活動でグローバルな視点で 世界を取り巻く廃棄プラスチック問題解決に取り組むことで、 唐津で「プラスチックが循環し続ける社会」の実現を目指していきます。

SDGsの目標14 「海の豊かさを守ろう」

唐津の魅力は風光明媚な土地、自然の景観が美しいことです。 唐津には、多くの美しい海があります。

世界的に有名なフリーダイバー、ジャック・マイヨールもまた、唐津の海のすばらしさに魅了されたひとりでした。 唐津の美しい海も、海洋プラスチックゴミの漂着が問題となっています。

Precious Plastic 唐津では唐津の海の豊かさを守るため唐津の海沿いの学校と連携し、海洋プラスチックゴミを題材にしたSDGs Workshopを行っています。

また佐賀県、唐津市、NPO法人唐津FARM&FOODで波戸岬ビーチクリーンアップを主催。ビーチクリーン後、Precious Plastic 唐津にてプラスチックのリサイクルを体験してていただく、SDGsのワークショップを開催。

佐賀県は、「森川海人っプロジェクト」の一環として、重点的にプラスチックごみ削減に取り組んでいくこととし、使い捨てプラスチックの削減、紙等のプラスチック代替品の活用など、「プラスマ Life さが」を官民連携のもとオール佐賀で取り組んでいます。

SDGsの目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」

Precious Plastics(プレシャスプラスチック)はプラスチック廃棄物をリサイクルし、新たな命を吹き込むため作られたオンラインのオープンソースコミュニティです。私達はこの活動に唐津から参加し、地域で出たプラスチックゴミを地域の中でクリエイティブに再生し、新しい循環型社会を目指し、世界中のPrecious Plasticのコミュニティと協働しながら進めていきます。

オランダのDave Hakkens氏は、オープンソースで廃プラスチックを加工できる機械(ツール)とその設計図、知識を世界中に普及し、プラスチックゴミを価値のあるものに変える『Preciou Plastic(プレシャスプラスチック)』というプロジェクトを立ち上げました。

今ではPrecious Plastic(プレシャスプラスチック)は世界中に広がり、350箇所のワークスペースが生まれ、オンラインのコミュニティには8万もの人が参加し、バザールでは毎月2万ユーロの売買が行われています。(2021年4月時点)

Precious Plasticは、廃プラスチック問題について学び、廃プラスチック問題を通して地域の人達とつながり、廃プラスチックをリサイクルするためのマシーンを作成し、廃プラスチックをクリエティブなものに再生、その情報を世界中のコミュニティでシェアすることで、地球規模のリサイクルシステムを構築しています。